結婚しない男性が増えている?彼らの心理と特徴を解説

近年になって未婚の男性の比率が大きくなってきていることが知られています。
人は結婚して子供を産み育てていくのが当然だと考える人や、恋愛こそ人生の楽しみの一つとして重要なものだと思っている人からすると理解できないかもしれません。
どうして結婚しない男性が増えてきているのでしょうか。その心理も併せて確認してみましょう。

結婚しない男性は本当に増えている?

結婚しない男性の比率は統計的に見ると着実に増えてきています。国によって男女別に生涯未婚率の調査が行われていて、新しいものでは2017年のデータがあります。
2017年の男性の生涯未婚率は23.6%で、四人に三人くらいしか結婚していないのが現状です。女性の場合には14.1%なので1割近い差があります。

経済的に家族を養えないからという理由も

このような男女差があるのはもともと男性の方が人口的に多いからというのも理由で、結婚する時期として想定される20代から50代では5%ほど男性の方が多くなっています。
それに加えて、夫婦別姓にするために婚姻届を出していない夫婦もいるということも原因でしょう。また、学校を卒業しても就職せずにフリーターを続ける男性も多く、経済的に家族を養えないから結婚しないというケースも増えてきています。

結婚をしない・結婚願望のない男性の特徴を解説

1. 仕事をするのが嫌い

結婚願望がない男性の特徴として、仕事をするのが嫌いというパターンがあります。日本では男性が仕事をしてお金を稼ぎ、女性が家事や育児を担当して家を守るという伝統がありました。
この考え方から必死に働いて家族を養えるようなお金を稼がなければならないと考える男性も多いのが実態です。

結婚しなければ自分が生活するだけのお金を稼げば良いので、出世をする必要もなく、日雇いのアルバイトでも食いつないでいくことができるでしょう。
結婚をしてしまうと毎日しっかりと働いて稼がなければならないというプレッシャーを受けることになるのが嫌だという考えで、生涯独身で生きていこうと決めている男性もいるのです。

2. 自分の時間を大切にしたい

仕事や趣味に勤しみたいという気持ちが強くて結婚しない男性も大勢います。社会人になってやりたい仕事ができるようになり、恋愛にも時間を使いたくないと考えてしまうのが典型例です。
もともと持っていた趣味に没頭できる時間を確保したいと考えているケースも少なくありません。結婚すると仕事や趣味よりも家族との生活を優先しなければならないことがよくあります。

結婚生活を送ることでやりたいことを十分にできなくなってしまうのが嫌だと考えて、結婚はしないと決めているのです。実際に一度は結婚してみて、仕事や趣味に集中できないのが気にかかってしまって離婚するというケースも少なくありません。

3. 人付き合いが苦手

コミュニケーション能力が低く、人付き合いが苦手で結婚を諦めたという男性もいます。
もともとは結婚願望を持っていたけれど、女性の前ではあがってしまって全然話ができなかったり、相手の気持ちを察することができなくてすぐに嫌われてしまったりするのがよくあるパターンです。
男子校でずっと教育を受けてきた男性に多く、男同士であればうまく接することができても、女性のことがよくわからなくて敬遠したいと思ってしまっているケースが多くなっています。

結婚できたとしても生活するのが辛いと思い込んでしまっているため、あえて彼女を探そうとも考えず、独身で暮らしていこうと考えているのが通例です。

4. たくさんの女性と親しい付き合いをしたい

結婚願望がない理由ができるだけたくさんの女性と親しい付き合いをしたいからだという男性もいます。
もともと女性との付き合い方をよくわきまえていて、誰とでもスムーズにコミュニケーションを取れる男性がしばしば持つ考え方です。結婚してしまった後は、妻以外の人とあまり親しく接していると浮気と思われてしまいかねません。
ちょっと一緒に遊びに行くこともできなくなる可能性があります。

周囲の女性も一歩距離を置くようになってしまい、結婚前のように女性たちと親しい関係を維持するのは難しくなるのは確かでしょう。そうなるくらいなら結婚せずに、広く女性と付き合える身分のままでいたいと考えている男性もいます。

5. 自分のライフスタイルを変えたくない

自分のライフスタイルが既に確立されてしまっているので変えたくないというのもよくあるパターンです。結婚すると互いに気を使いながら新しいライフスタイルを夫婦で作り上げていかなければなりません。
今から他人と共同生活を送るなんて面倒くさい、どんな生活になるかわからないからあえてリスクはおかさないという考え方で結婚しない方針に決めているのが典型例です。

ライフスタイルの変化を嫌う男性も多い

さらに子供が生まれるとライフスタイルを変えなければならないでしょう。将来的なことを考えても、何度も生活の仕方を切り替えていくのが負担に感じ、今まで通りの生活をしたいと考えています。
特に30代を過ぎても独身を続けている男性はこのような考えを持つようになりがちです。

まとめ

日本の男性の生涯未婚率は25%近くなっているのが現状で、結婚願望がない男性が着実に増えてきています。
仕事や趣味に関わる悩みを持っている人もいれば、人付き合いについて不安を抱えている人もいるのが実態です。ライフスタイルを変えたくないという気持ちが強い男性も多く、こだわりの強さが結婚しないという気持ちを生み出してしまっています。

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