日本の夫婦の離婚率と原因まとめ!離婚って悪いこと?

離婚はどんなイメージ?

離婚に対する世間のイメージで多いのが、離婚は悪いことといったイメージです。安易に結婚を決めたのではないのか、何か人格や性格に問題があるのではないかというような印象を抱く人は珍しくありません。また、子どもがいる場合には子どもに悪影響がある、子どもが可哀想というイメージを持つ方も多いようです。
しかし近年では決して悪いことではないという考え方も多くなってきています。DVやモラハラといった問題が表面化してきたことや、仲の悪い夫婦のもとで育てられる方が子どもには悪影響というような考えが広まってきているのです。

実際の日本の離婚率

3人に1人が離婚していると言われていますが、実際の離婚率はどうなのでしょうか。厚生労働省の調べによると、結婚した件数がおよそ63万組であるのに対して、離婚件数はおよそ22万組となっています。この数字だけを見れば、確かに3人に1人は離婚しているという数字になるのですが、これには少し問題があります。これは、調査した年に結婚した件数と調査した年に離婚した件数を比較しています。日本では結婚件数が少なくなっている傾向にあるので、単純に一年の結婚件数と離婚件数を比べてしまうと離婚した件数の割合が多く見えてしまうのです。
人口1,000人当たりの離婚件数だと、離婚の割合は1.81という数字が出ています。つまり、日本の離婚率は1.81ということでしょう。

世界の離婚率

次は世界に目を向けてみましょう。
世界の主要国には、日本よりも離婚率の高い国が多くあります。G8の1,000人当たりの離婚率を比べてみると、アメリカでは3.6、ロシアでは4.5と日本の2倍~2.5倍程度になっています。ドイツ、イギリス、フランスといった国も、1.9~2.1と日本よりも離婚率は高いという結果が出ています。唯一イタリアが0.91と日本よりも低く、1,000人当たりの離婚件数が1を切るという結果になっています。

離婚の原因

離婚の原因として多く挙げられるのは、性格の不一致です。離婚した人の30パーセント以上が、性格の不一致を理由にあげています。生活習慣の違いや金銭感覚の違い、価値観の違いといった生まれ育ってきた環境などによる違いが大きすぎると、上手く結婚生活が回らない、ストレスが溜まってしまって上手くいかないといったことが起こるようです。

不倫や浮気も大きな原因

また、浮気や不倫といったことも大きな原因として挙げられます。不倫が発覚したら即離婚というケースや、一度なら許したけれども何度も浮気されて離婚に至るといったケースなどさまざまですが、夫が不倫して妻から離婚を言い渡すという場合が多いようです。
それ以外にも、経済的な理由などもあります。結婚とは生活ですからお金は重要なポイントです。借金が発覚した、リストラされて生活が困窮したといったことも離婚の理由として少なくはありません。

離婚協議について

協議離婚の場合には、話し合いでの離婚になりますから費用はかかりません。協議離婚の場合でも、公正証書を作成する場合には費用がかかります。公正証書を作成すると養育費や慰謝料について法的に認められますので、作成しておくと便利です。こちらは養育費などの合計金額によって公正証書の作成費用は変わってきます。
離婚調停を開く場合には調停を申し立てるための費用、2,000円がかかります。弁護士や司法書士を雇わない場合には基本的にはその申し立ての費用のみ必要です。

離婚調停で話がまとまらなかった時

離婚調停で話がまとまらなかった時には、家庭裁判所で離婚裁判を行って離婚することになります。この場合には、自分1人で裁判を行うことは難しいですから、司法書士や弁護士に依頼することになるでしょう。この場合には着手金と報酬合わせて60万円~100万円程度の費用が必要になります。また、離婚調停で弁護士に依頼した場合にも、同じぐらいの費用がかかると思ってください。

よくある疑問

離婚についてよくある疑問を見ていきましょう。

Q:離婚を考え始めたらどうしたらいいの?

性格が合わない、浮気をしているような気がする、といった色々な理由から離婚を考え始める人も多いでしょうが、本当に離婚してしまっていいのか一度落ち着いて冷静になって考えることが必要です。離婚は大きなエネルギーを使いますし、ストレスもかかります。そのような険しい道を乗り越えてまで離婚したいのか、一時的な感情ではないのかといったことをしっかりと自分に問いかけてみてください。

Q:相手が離婚に応じてくれそうにないけど、どうしたらいいの?

配偶者が離婚に応じてくれそうにないという場合にはまず、離婚相談に強い弁護士に相談してみるといいでしょう。相談は無料という事務所もありますし、プロの意見を聞いて適切な戦略を立てることが重要になります。

まとめ

このように、離婚にはさまざまな原因があります。一昔前までは離婚=悪いというようなイメージが強くありましたが、近年ではそう珍しいことでもなくなっていて世間のイメージも緩和してきています。自分の人生を大事にするためにも、本当に無理だと思ったら離婚するというのも一つの道でしょう。
ただし、離婚には多大なエネルギーと、場合によっては費用がかかります。それらをしっかりと理解して、離婚するかどうか決めるようにしてください。