生理前の乗り越え方!上手な生理前の過ごし方について

生理前の心や体への影響

生理前になると、何かしら体や心に変化が生じるという経験を、だれでも一度は感じたことがあるのではないでしょうか。
生理前は、ホルモンの影響によって、自律神経のバランスが崩れやすくなるため、ちょっとしたことに対してイライラしてしまったり、気分が落ち込んで、うつ状態になったり、体のむくみや脱力感、異様なほどの眠気など、心身ともにトラブルを起こしやすくなります。

過剰な食欲に悩まされることも

また食欲が増進してコントロールが効かなくなったり、過剰に飲食してしまい吹き出物が発生したりと、肌が荒れやすくなるのもこの時期です。生理前は、全てのことが悪循環に陥ってしまうような、女性にとっては辛い時期ですね。

生理のメカニズム

女性の体は、排卵と月経を境に、エストロゲンの分泌が多い排卵期と、プロゲステロンの分泌が多い黄体期に分けられます。排卵と月経を起こすという、子宮への働きかけのほかに、エストロゲンとプロゲステロンには、いろいろな作用があります。
まずプロゲステロンには、体温を上昇させるほか、水分や脂肪をため込み、皮膚の分泌を盛んにする作用もあるのです。そのため、プロゲステロンが多く分泌する黄体期には、体がむくんだり、お腹や乳房が張ったり便秘になったりして、体が重くなる傾向にあります。

月経が来ると

食欲増進や吹き出物などの肌荒れ、無気力や怒りっぽいなど精神的ダメージを受けやすい状態になります。でも、月経が来ると、プロゲステロンの分泌が急激に減少するため、肌はきれいになり、食欲もなくなって、増えた体重も元にもどりやすくなります。
ホルモンの作用によって、黄体期や月経期には、体の中でさまざまな変化が生じているのです。

生理が始まる前の影響

生理が始まる前の黄体期は、プロゲステロンが多く分泌される時期なので、やはり体にもいろんな影響がでてきます。水分や脂肪を体にため込んでしまい、むくんだり、便秘になったりと体が重く、脱力感が生じたり、疲れやすくなります。

心の余裕もなくなってしまう

体が疲れていると、心にも余裕がなくなってしまいます。また自律神経のバランスも崩しやすくなるので、憂鬱、イライラ、怒りっぽいなど精神的にも影響を及ぼしてしまい、悪循環に陥ってしまいます。
ホルモンの分泌が増減することにより、体にも心にもダメージが生じてしまうのですね。どの時期にどんな症状になりがちなのかを知っておくことで、もっと自分の体と上手に付き合っていけそうです。

生理の症状

生理の症状には、生理前の気分の浮き沈みや、生理が始まってからの下腹部の痛み「生理痛」などがあります。この生理痛は人によってさまざまですが、ひどい症状の場合は、起き上がることができないくらいの痛みがあります。

薬で軽減することが可能

このようなときは、薬を使用して痛みを軽減することも一つです。薬局でも何種類もの鎮痛剤が並んでいますが、薬品名ではなく配合成分と副作用を知ったうえで、自分の体に合った薬を選びましょう。
また市販薬に、ホルモンの分泌を抑える薬もあります。薬が心配な方は、漢方薬など、自分の症状に合った処方を選びたいですね。

生理に効くのがストレッチ?リラックス効果も!

気分の落ち込みや、生理痛の軽減に効果的とされているのが、リラックス効果もあるストレッチ体操です。骨盤内の血液循環を改善してうっ血を取り除き、靭帯や筋肉の緊張をほぐします。
仰向けの姿勢で両ひざを立て、肩幅に開き手のひらは床をおさえる。1~4秒間軽く息を吸って、5~8秒間静かに吐き出しながら腰をあげる。肩からひざまでが一直線になるようにします。

精神的なリラックス効果

このストレッチは精神的リラックスにもつながります。毎日行うことが理想ですが、生理前だけでもリラックスする時間を作るよいきっかけになるのではないでしょうか。また、アロマオイルなど、気分が落ち着く香りをみつけたり、泣ける映画の鑑賞や読書をすることで感情を刺激し、涙を流して心をすっきりさせるのもおすすめです。

生理の症状と向き合う前に

生理の症状を和らげるためには、まず自分の体の中でどのようなことが起こっているのかをよく知ることです。体の中での作用を知ることで、心の変化に応じて自分なりの対応や、体との付き合い方を見直すことも大切ですね。
リラックスできる空間や、情緒を安定させられるものを、体調の良いときから考えておくことも、心の余裕につながります。

もし改善できないなら診察を

生理前に起こっている体の中の変化や要因を理解し、自分なりの対処法をさぐりながらも、なかなか改善されない辛い症状が続くときは、やはり無理をせず専門医を受診することをおすすめします。
みなさん顔が違うように、体の体質も人それぞれ違うのは当然です。自分の知る情報で改善が見られない場合は、専門医に相談することで気持ちも楽になり、自分に合った対処法をみつけることができるのではないでしょうか。

まとめ

軽い、重い、と症状に差はあるものの、どの女性にもある生理前や生理痛の辛い症状。ですが、将来自分が、妊娠・出産するための準備が正常に行われていることを知らせてくれる合図と受け止め、自分の症状を改善し、少しでも辛さを軽減できる対処法をみつけて、乗り切っていきたいですね。