妊娠検査薬って?正しい使い方や反応後の判断について

妊娠検査薬とは、生理開始予定日の1週間後から妊娠しているかどうかを確認できる検査薬です。仕組みとしては妊娠初期から現れるホルモンの変化を尿から検知し、妊娠の可能性を示すことができます。
このホルモンとは「ヒト絨毛性ゴナドトロピン(hCG)」と呼ばれ、着床した後から分泌量が増え始めます。妊娠していないときの分泌量はは0.7IU/L以下となっていますが、妊娠4週目を迎えると20~500IU/Lとなります。

50IU/Lを超えると検知

妊娠検査薬はこのホルモンが50IU/Lを超えると検知できるようになっています。さらに、種類によっては早期妊娠検査薬というものがあり、生理開始予定日から使用できるものまであります。
また、一般的に販売されている妊娠検査薬は第2類医薬品に分類されているため、ドラッグストや薬局、ネット通販でも購入可能です。

妊娠検査薬の使い方

妊娠検査薬は生理開始予定日の1週間後を目安に使用し始めます。どの妊娠検査薬もスティック状をしており、先の部分(採尿部)に尿をかけることで検査することができます。
具体的な使い方として、適量の尿を紙コップに取り採尿部を付けるか、尿に直接採尿部をつけます。紙コップを使用する場合は不純物が含まれない、清潔で乾いたものを使用しましょう。その後、なるべく水平なところへ検査薬を置き、反応が出るまで待ちます。反応が出るまでの時間は検査薬により異なりますが1~3分程度が目安となっています。

結果の判別方法

しばらくすると検査結果を知らせる検査窓に「+」か「-」のマークが表示されます。+の場合は妊娠している(陽性反応)ことを示し、-の場合は妊娠していない(陰性反応)ことを示します。妊娠検査薬によっては表示方法が異なりますが、仕組みはどれも同じです。
また、妊娠の判定をライン表示するものに関しては、線が薄く現れたり、はっきりとわからないものもあります。このような場合は、数日経ってから再検査するか、専門医に相談し妊娠の有無を確認するようにしましょう。

妊娠検査薬はいつ使うべきか

妊娠検査薬は妊娠の有無を判定できる検査薬です。性交渉後、生理予定日に生理が来なかったり、基礎体温が低いといった体調の変化が現れた際に妊娠しているかどうかを素早く確認できます。
そのため、効果としては妊婦さんに安心感を与えることができたり、誰よりも先に嬉しい結果を確認できるといったことが挙げられます。
また、体調の変化が妊娠ではなかった場合、いち早く他の病気を疑うことができるため、早期に対処することができます。

確実に診断できるわけではない

妊娠しているかどうかを確認する妊娠検査薬はあくまでも可能性を示しているものであり、確実に妊娠しているかどうかを判定するものではありません。
妊娠検査薬はhCGというホルモンの量を検知するものですが、何らかの原因で妊娠していないにも関わらずこのホルモンが多量に分泌され陽性反応を示すことがあります。そのため、陽性反応が出たとしても必ず病院で検査しましょう。

妊娠していても正しく検知できない例も

また、人によっては検査した時期に妊娠を検知できるホルモンの量が少なく、妊娠していても正しく判断できないケースがあるので注意が必要です。これはフライングと呼ばれ、妊娠していることがわからなかったために、飲酒や喫煙を続けてしまったというケースもあります。
妊娠検査薬を使用するときは、あくまで補助的な役割であることを忘れず、安全に妊娠を続けていくためにも専門医へ相談することを忘れないようにしましょう。

体への副作用は存在する?

妊娠検査薬は「薬」という字が使われていますが、直接身体に影響を与えるものではないので、身体へ副作用の心配はありません。
しかし、思いもよらない結果が出ることがあります。初めて妊娠検査薬を使用したときは陰性反応が出ても、次の日に確認すると陽性反応が出るといったケースが存在します。
これは、昨日までは妊娠を検知するホルモンの量が、妊娠したと検知する量に満たなかったために起こる反応です。医師に相談するときは、このことも踏まえて相談してみましょう。

不妊治療をしている場合

さらに、不妊治療をしている方の場合、hCG注射という妊娠確率を上げるための注射により陽性反応が出る可能性があります。
また、妊娠検査薬は妊娠しているかどうかを判定するだけのもので、正常に妊娠しているかどうかはわかりません。
陽性反応が出たとしても、異所性妊娠や胞状奇胎といった異常を伴っている可能性があります。これらは医師の診察により判断できるものです。

まとめ

妊娠検査薬と一口に言っても、その種類は様々で妊婦さんのニーズにより選ぶことができます。しかし、どれも確実に妊娠していることを判断できるものではありません。そのため、自分だけで判断するのではなく、妊婦さんの検査を行ってくれる産婦人科のある病院やクリニックへ足を運び正しく検査しましょう。
また、妊娠検査薬によっては使い方が微妙に異なる種類もあります。必ず説明書を読んで正しい使い方をしなければ、正確な結果が表示されないため、使用時には注意が必要です。